こんにちは、マウンテンマンです。
アジャイル検定(アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験) Lv.1を受験し、無事に合格することができました!
もともとは、会社からの勧めで受験することに決めたのですが、実務では全くが縁がなかったアジャイル。
調べますと、アジャイル検定は、過去問が出回っていないのです!
そのあたりの事情も含めて、使った教材のこと、どうやって勉強したか、その他、感想をシェアしたいと思います。
よろしければつぎの記事も合わせてお読みください!
【アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1】とはどんな試験?
まずは、試験の概要から説明します。
アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験コンソーシアムにより実施されているアジャイルに対する理解度や実践的な知識を問う試験が、アジャイル検定です。試験体系は以下の通りです。
- アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験 Lv.1
- アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験 Lv.2
アジャイル初心者ですから、もちろん今回はLv.1を受験です。本投稿でもLv.1を対象に記載していきます。
申し込みは、『PROMETRIC』へ登録して実施しました。受験料は、10,000円(税込 11,000円)でした。
Lv.1試験は制限時間60分で、全60問。合格ラインは80%と高めです。
80%となれば48問正解することが求められますが、冒頭でも述べたように、本試験は、過去問が公開されていません!
実際の試験の時、ようやく分かったのですが、受験者に”問題を公にしてはいけない”、という守秘義務が課せられているのです。
おそらく問題をプールしていて、試験毎、受験者毎に、ランダムに出題しているのだと推測します。そんな状況で、80%以上正解するって結構心理的ハードル、高いですよね。
受験までの経緯
普段はウォーターフォール型開発が主戦場の私ですが、ウォーターフォール型開発って、それはもう辛いですよね。仕様変更、仕様追加、後戻り、性能目標未達…。本当、嫌になっちゃいます。
つい最近、管理職に昇格したこともあって、
「何とかして自分の組織を少しでもよくできないかなぁ」
と模索していたんですね。
この状況を変えるべく、ソフトウェア開発手法やソフトウェアテスト技法の分野の本を読み漁っていたところで、会社から、アジャイル試験を受けてみないか、と提案されたのです。
アジャイルは、何でも仕様変更を積極的に受け入れるが、その代わりに、開発サイクルを固定し、優先度の高い機能から小さく開発していくものだとか…。
重量級のウォーターフォール開発をスピーディーなアジャイル開発に切り替えることなんて、素直に考えたら不可能に近いと思います。
ですが、何か1つでもアジャイルのエッセンスをつまんで、ウォーターフォール開発がうまく回すことができれば・・・と考え、受験してみよう!と腹を決めました。
勉強開始時点のスペック
- 新米管理職
- ウォーターフォール開発経験15年
- プログラマ~PL、SE経験あり
- アジャイル開発経験なし
使用した教材、学習方法
1)アジャイル検定公式テキスト
公式テキストです。第1章~第5章からなり、アジャイル概要、基礎知識、プロジェクト管理、開発チームの運営、アジャイル開発の手法を説明しています。
丁寧に説明されていて、入門編として最適です。各章の最後に演習問題がついています。
これは本番に近い問題ということなので、当然、押さえておく必要があります。ただ、本番の試験は60問ありますから、各章の演習問題を完璧にしても当然、準備としては不十分となります。
2)アジャイルサムライ
アジャイルのいろはが幅広く語られている良書です。ユーモアにあふれており、一気読みができます。
アジャイル開発のデファクトスタンダードとなっているスクラムについても触れられているので、アジャイルに関する実際の現場でしか得られないような、生の情報を補完してくれると思います。
3)【Udemy】現役シリコンバレーエンジニアが教えるアジャイル開発
アジャイルサムライは2011年くらいの本ですので、より新鮮な情報が入手したく、動画教材にも取り組みました。
Udemyのセール中で、本来は\12,000でしたが、セールで\2,000で購入できたものです。お得!
現役シリコンバレーエンジニアが教えるアジャイル開発
試験当日
この日は、16:00試験開始で予約をしていました。プロメトリックからの試験は初めてだったのですが、集合時刻が設定されており、時間に間に合わなかった場合は、受験できません、と、ある意味当たり前のことを言われていました。
CBT-Solutionsの時にはなかった一言であり、渋滞も気になって集合時間の1時間も前に会場へ到着してしまいました。
受付を済ませ、前室で待機していると、外国人の方も何らかの受験に来ているようでした。
そこで、パスポート提示を求められていたのですが、「持ってきていない」と説明して何やらモメモメ。。
本人確認書類といった試験に必要なものを事前にしっかり確認することがやはり重要だと再認識しました。(当然ですネ…)
結果通知
やがて開始時間になり、試験室へ入室、試験開始。試験終了後、アンケートを実施します。どういう内容かは忘れました。アンケート終了後、成績が表示されます。
結果は↓↓↓
試験終了後、合格証はおよそ2~3週間で自宅に届きました。
CBT-Solutionsのようにダウンロードできればよいですね。
まとめ
本試験はLv.1とある通り、入門編ですので、一般的には簡単なレベルと言えそうです。(公式テキストを見れば分かります)
ですが、冒頭でも記載したように、合格基準が意外に高いです。IPA試験の午前試験は60点、ベンダー試験でも、6割、7割が多いような気がしますが、本試験は80点以上正解する必要があります。
\10,000も払ったのに不合格になるわけにはいかない…、とものすごい集中力で、見直しも行いました。それでも結局、合格ギリギリの点数になってしまいました。
当然、テキストに載っている内容が一言一句一致して問題になるわけではないので、同じ内容を別の言い回しで説明しているケースも多々あります。
公式テキストだけで合格できる、と言われる方もいらっしゃいますが、私のスペックでは無理だったと思います。
アジャイルサムライを読んで理解を深めていたことも、合格に貢献したと思いますし、Udemy動画は、スクラム関連の情報を整理するのに、大変役立ちました。
次の目標、といえば、アジャイル検定Lv.2、ということになるのですが、Lv.2は公式テキストがありません。
以下のサイトに示されている関連書籍から開発プロセスを広く深く理解する必要があるんだろうと思います。
ハードルが高いですが、いつの日か取得したいと思います。
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